舌下免疫療法について
大滝耳鼻科クリニックでは、スギ花粉症やハウスダスト、ダニに治するシダキュアとミティキュアの舌下免疫療法を行っています。希望される方は、診察時にご相談ください。
いずれも5歳以上が対象で、血液検査をまず行い、その結果を見て、治療するかの判断をします。
舌下免疫療法とは
アレルゲンを少量ずつ投与することで体をアレルゲンに慣らしていき、アレルギー症状を改善します。
スギ花粉症やハウスダスト、ダニによるアレルギー性鼻炎を根本的に治す治療法で、痛みがなく、自宅ででき、注射に比べて副作用が少ないのが舌下免疫療法の特長です。
効果:1 くしゃみ、鼻水、鼻づまりがなくなる。もしくは軽くなる
効果:2 目のかゆみ、涙目がなくなる。もしくは軽くなる
効果:3 スギ花粉を気にせず日常生活が送れるようになる
効果:4 必要だった薬を使わなくてすむ。もしくは減らせる
舌下免疫療法をお勧めする方
1. 治療期間が数年かかったとしても、根本的に花粉症を治したい方
2. 花粉症のお薬で眠気やのどの渇きなどの副作用がひどい方
3. 花粉症のお薬や点鼻スプレーを使っても、症状が軽くならない方
4. 毎年、何ヶ月もお薬を飲み続けることに抵抗がある方
効果は概ね７～８年続きます。
就職を控えた学生の方、妊娠をお考えの方、生活に支障がある方などにメリットが高い治療法といえます。
概ねの治療期間と方法
治療はスギ花粉症の場合は、花粉が飛ばない7月から12月初めには開始する必要があります。ハウスダストやダニの場合は一年を通して治療開始が可能です。いずれも長期間（3～5年）、継続的に毎日1回行う必要があります。
投与量は、増量期（1週目）と維持期（2週目以降）により異なりますが、舌下錠を舌の下に貯めたまま1分間じっと我慢し、飲み込みます。その後5分間は、うがいや飲食を控えてください。1回目の舌下投与は当クリニックにて行ないますが、それ以降は毎日自宅で投与していただきます。
舌下免疫療法の流れ
医師にご相談ください
問診でスギ花粉やダニに対してアレルギー症状を生じるかどうか、鼻内所見の確認、合併症や内服薬の確認を行います。血液検査によりスギ花粉やダニに対しアレルギー反応があるかを調べます。
検査の結果により治療適応や治療方法などをご説明します
おおむね一週間後に再度来院いただき、血液検査の結果をお伝えします。アレルギー反応が出ていれば治療が可能となり、医師の見守りのもとで、ご自身で薬を服用していただきます。
再来院（順調に服用できていれば初回服用日から1週間後）
決められたとおりに服薬できたか、投与による副作用の有無、体調や口腔内の状態を確認し、治療を継続可能かどうか判断し、治療継続可能であれば、容量を増していき、投与を継続します。
維持期になると月に1回の受診となります。
